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psiko 2006年8月号『35歳の危ういココロ』

働き始めて10年目くらいになると、「会社は何もしてくれない・・・・・・」「上司が問題・・・・・・」なんて批判するついでに「そろそろ辞めようかと思っている」という人が多いのですが、「今すぐ辞めたいの?」と聞くと、ほとんどの人はそうじゃない。いたいなら、いつづけるためのことをしないと。会社はどうしてもあなたにいてほしいとは考えていない、肝に銘じておくべきです。

今の30代の女性って、綺麗で体力もって、親の面倒も、まだ見なくていいし・・・・・・と、いろんな意味ですごくポジションがいいわけです。でも1年ごとに劣化が進んでいることに気づいている人は案外少ないように思います。

ある会社で35歳の女性から相談がありました。「そろそろ総合職の転換試験を受けたらどうか。会社も僕も期待しているから」と上司に打診されたけどれど、いつ辞めるかわからないし、今の一般職の仕事は楽なのでこのままでいたい、というのです。

「今の仕事は派遣社員に任せて、あなたにはもっと違う仕事、新しい役割で成長してほしいということではないの?」とただすと、「それだったら私が派遣社員になります」という。

もったいない。なぜ、彼女の仕事ぶりやセンスを認めた上司の打診に耳を傾けることがでいないのか。30代は「頑固さ」が頭をもたげるときでもあるんですね。

そもそも、努力や挑戦など今さら面倒なことはイヤ。だからそれをしないで「そこそこ」のレベルでこのまま働いていたい、という考えは間違いです。「そこそこ」のレベルでも、それをキープするためには、それなりのステップアップが必要なのです。何もしなかったら、筋肉と一緒で落ちる一方ですから。まずそこに気がついてほしい。そして、満足している今の仕事の先に、もっと充実したいい世界があることに目を向けてほしい。

私はよく、「自分が得意なもので、男性が苦手な仕事を探し、それをステップアップ目標にするとよい」とアドバイスします。たとえば年下の女性や派遣社員への教育。能力的にもう一歩の先輩やわがままな後輩をどうやっておさえ活用するか。これまでに培った専門性とコミュニケーションスキルでそういったことができれば、上司からも同僚からも一目置かれ、自然と居場所がでいます。

「30代の女性だからこそできる仕事がある」という発想で見直すと、まだまだできることはあるはず。見逃さずにステップアップのきっかけにしてほしい。

(出典:近藤成子「35歳の危ういココロ」『psiko』2006年8月号、ポプラ社、2006年)

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