- 2008-01-12 (Sat) 00:00
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管理職のリーダーシップを育成するための教育雑誌に「キャリアサポート」(キャリアクリエイツ発行)があります。
この担当者から昨年末、「女性社員を成長させる上司」というテーマで書いて欲しい、という依頼がありました。そして、1月号に掲載されました。
最近、人事担当者で「女性社員の成長・活性化」および「女性社員育成に長けた上司育成」に悩んでいる方が多いように感じていますので、参考にしていただけましたら幸いです。本日と明日に分けて紹介します。
女性社員を成長させる上司
女性社員の育成は「苦手意識」をもち、「自信がない」という上司は多い。その一方で、 どんなタイプの女性社員でも成長させる上司がいる。何か特別な考え方やコツがあるのだろうか。女性社員研修や管理職研修をとおして筆者が感じているのは、女性社員を成長させる上司は、部下のことが「分かっている人」ではなく、まだ見ぬ魅力を「分かろうとする人」ではないか、ということだ。「わかろうとする」とはどういうことか、ここで提案してみたい。
1. コミュニケーション機会の増やし方
部下と直接話す機会を多く持ち、内容だけでなく気持ちや価値観まで聞くことが出来る。話の中から教育ニーズを正確に把握し、必要な指導、支援協力をしていく。―これが理想的な流れである。しかし、時間がない上司はどうしたらよいのだろうか。
筆者がすすめている方法は、女性社員の「集合研修」に間接的に上司を参加させ、部下(参加者)とのコミュニケーション機会を増やすというものである。研修を企画される方々には、ぜひ検討していただきたい方法である。
以下は、ある女性社員対象の「キャリアプラン研修」での、約1ヶ月にわたるコミュニケーションのプロセスである。
- 事前学習記入依頼(趣旨説明を含む)
- 研修実施の3週間前に、部下が上司に上司用の事前学習の依頼に行く。
- 上司用記述シートはA4用紙1枚。質問項目は、部下についての適性、長所、課題、改善を要すること、今後支援したいこと、である。各欄数行ずつ記入スペースがあるので記入してもらう。
- 話し合い(30分程度)
- 部下にも部下用の記述用紙があり、研修に参加する前日までに、上司と部下はそれぞれに記入した事前学習シートを持ち寄り、話し合いをする。
- どんな話し合いをしたか、その内容を別の用紙に部下が記入する。
- 研修参加
- 部下は、すべての事前学習を研修会場に持参する(研修中、事前学習はさまざまな形で活用される)。
- 研修報告(30分)
- 研修後、部下は上司に研修報告をする
- その際、同時に、研修中に立てた今後のキャリア開発プランのうち、上司に支援を依頼する項目について話す。
- 上司の回答とアドバイスをもらう。
「話し合い」は研修に組み込まれているので、実施しないわけには行かない。忙しい上司には、少々強引な印象を与えるかもしれないが、話し合いを通して上司は部下について確実に理解が深まる。
一方、研修の様子から、部下はすでに①②によって上司に対する見方を変えていることがわかる。上司に感謝と尊敬をもち、距離が近くなっている。
(つづく)
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